どうも。@bigtreeです。
(僕が誰にも知られず密かにペラペラになった独学勉強法はこちら↓チラッ)
英語を勉強したことがある人(全員だよね?)なら誰でも一度は
テストで良い点取れても実際の英会話では通用しねえからな
というセリフを聞いたことありますね?
今日はこのテストで良い点すら取れない人の負け惜しみとも取れるセリフについて
❶その真意とは
❷実際に通用しないのか
というところから、
❸じゃあ「英会話で上達が早い人」はどんな人なのか
を考えつつ、長年業界のトップブレインを巻き込んで加熱している「オタク系優等生vsアッパー系馬鹿、どっちが英会話に向いてるか論争」に終止符を打ちたいと思います。
「テストで良い点取れても実際の英会話では通用しねえ」ってどういうこと?
まず、見出しの「テストで〜通用しねえ」という負け犬の遠吠えのようなセリフについてですが、その意味するところはざっくり
いくらTOEICや英検等で高いスコアを保持していたとしてもそれはあくまでも机上の一問一答であって、実際の英会話は高速かつ予測不能な状況での柔軟な対応が求められるので学力=英会話力ではない
といった感じでいいんじゃないでしょうか。
これについては僕もある程度同感で、実際の英会話では語彙力や文法理解力などの英語学力に加えて、良好な関係を維持するために「空気を読む」ことや相手の圧力に負けない「胆力」などが必要とされてきて、これらは一般に「コミュニケーション能力」の一端として英語力とは別で考えられることが多いのかなと感じます。
なので、実際には英語力が高かったとしてもコミュニケーション能力が不足しているために友達との信頼関係が築けなかったり、影の薄い「イエスマン」として友達同士の集合写真の画角にギリギリ写るかどうかの立ち位置に甘んじてしまったりするんですね。
実際に「通用しねえ」のか?
では、「英語力が高くても本当に通用しないのか」という話をするために、ここで僕自身のエピソードを少しシェアしたいと思います。
僕は21歳の時に留学で初めて念願のアメリカに行ったんですが、その時のネイティブとの初リアル英会話で受けた衝撃を今でもハッキリと覚えています。
僕は周りの人と同じように中学校から英語の勉強を始めて、すぐに英語が好きな教科になったこともあって文法は得意で成績は常にまあまあ上の方をキープしていて、留学前に受けたTOEICでも700点台前半という当時は「そこそこ」な英語力を保持していました。
が、初めてアメリカに渡って空港を降り、約束の場所でホストファミリーと会って挨拶を交わしてからホストファミリーの家に向かう道中の会話であまりにも意思疎通できず、渡米後たった数時間で絶望のどん底に突き落とされたことをよく覚えています。
ホストファザーも気を遣っていろいろ話しかけてくれるんですが、何を言っているのか意味不明で全く噛み合わず、変な間が続いて閉め切った車内でお互い手汗&ワキ汗が尋常じゃないくらい出てたはずです笑
それまで努力して培ってきた能力を圧倒的に凌駕する壁にぶち当たり、「メンタルを根こそぎ持っていかれた」あの感覚、きっと共感できる人もいるんじゃないかと思います。
本当にもうパニックで「全く聞き取れない」んですよね。
そんなに難しいことは言ってないはずなんですけど、スピードが速すぎてついていけず、それに狼狽えてしまって何も言えない・・・という負のスパイラルに見事にハマってしまいました。
それまではそこそこあった自信がものの見事に崩れ落ちて行くのが自分でもわかりました。
なので、「英語力があってもネイティブとの英会話では通用しない」というのはあながち間違いではないと思います。
オタク系優等生vsアッパー系馬鹿
ではそんな経験談を踏まえて、いよいよ「英会話に強い人」について考えてみたいと思います。
ここでは、少し極端ですが、めちゃくちゃ優秀だけどちょい暗めの「オタク系優等生」と気持ちいいくらいアホだけど勢いだけはある「アッパー系馬鹿」を例にとって、どちらの方が英会話における伸び代があるか、僕なりの意見を書いていこうと思います。
オタク系優等生
まずこのタイプは、ムッツリスケベが多いです。
好きなエロ動画をお気に入り登録しているにも関わらず、秘密主義でなかなか心を開かないので、こちらが好きなジャンルを聞いても教えてくれることはありません。
ただ本当に優秀で知見が広く、聞いたことにはほぼ確実に答えてくれますが、自らジョークを言ったりすることはなく、こちらのジョークにも「フッ」っと理解したのかしてないのか曖昧な反応を示す少々プライドが高くて気難しいタイプの人間ですね。
文法や語彙力も総じて高く「紙の上」では無双状態も、性格が内気なため周りとは打ち解けにくく、英語学力のわりに英会話がそこまで上達していないのが特徴です。
アッパー系馬鹿
一方でアッパー系馬鹿は、中学校から一貫して英語はオール赤点、留学先で出会ったけどそもそもどうやってそこまで辿り着けたのか不思議なくらいの底なしのバカ、でも陽気で憎めない感じの人間性豊かなタイプ。
聞き取れない、喋れないのにグイグイ突っ込んでいくことに抵抗がなく、1単語でも理解してもらえると「イェーイ」といってハイタッチを求めにいく究極の能天気ですね。
どっちが英会話に強いか
最初に言ったように、「学力=英会話力」ではありません。
会話は互いの意思疎通ですから、どんなに知識があったとしてもそれを上手く使いこなせる手段(コミュ力)が無ければ単なる宝の持ち腐れです。
かといって究極の無知ではそもそも会話を成立させることすらままならないのもまた事実です。
それでも英会話においてどちらのタイプに優位性があるかと言えば僕は
圧倒的に「アッパー系馬鹿」が有利
だと思います。
なぜなら、誤解や消化不良の生じやすい異文化間の交流では、細かい事を気にし過ぎずある程度流れに身を任せられる「ノリ」がかなり重要だからです。
例え理解できなくてもくよくよせず、素直に自分の手の内をさらけ出して陽気にがむしゃらに前へ進める人がハッキリ言って最強だと思います。
「英会話はネイティブとの交流を通じて学ぶのが一番の近道だから恥を恐れずガンガン行った方がいい」
とはよく言いますがこれは本当にその通りで、ネイティブとの会話で得られるリスニングや表現力の経験値は、参考書を使った勉強とは比べ物にならないので、是非ともネイティブとのコミュニケーションを通して「本物」の英語を学びたいところです。
そのためにはまずネイティブスピーカーと友達にならなければいけませんが、そこでも持ち前の明るさと勢いがある「アッパー系馬鹿」の方にアドバンテージがあるのかなと思います。
ていうかそもそもガードが固くてプライドが高い人と話してても相手も面白くないじゃないですか笑
例え言葉が通じなかったとしても、あなたの高飛車な態度は確実に相手に伝わります。
なので少し無理をしてでも明るく、素直に振る舞った方が必ず得をすると思います。
まとめ
ということでちょっと極端だったかもしれませんが、これでようやく「オタク系優等生vsアッパー系馬鹿、どっちが英会話に向いてるか論争」にケリが着きましたね。
ただ、ムッツリスケベな皆さんも悲観する必要は全くありません。
たしかにポジティブなバカはポテンシャル最強なんですが、もしムッツリなあなたに英語力がすでに備わっているとしたらそれはそれで最強です。
英語力のベースができているということは、ひとまず耳がネイティブのペースに慣れてしまえば、「相手の言葉をキャッチして言いたいことを最低限伝える」くらいのことはわりとすぐにできるようになってしまうので、そこに謙虚さとノリの良さが加われば鬼に金棒です。
そうなったらあなたの英会話力はそこから指数関数的に急成長していくこと間違いなしです。
なので、もともと能天気で素直な人はそのままの姿勢で真っ直ぐがむしゃらに、そして学力に自信がある人はそこに「バカのノリ」をプラスして突き進めば必ず道は開けると思います。
はい、ということで今回は僕の経験に基づく独断と偏見レポートでした。現場からは以上です。