あぁ、コイツ動画晒してんのか。どんくらいの英語喋んのかちょっと見といてやるか・・・。
と思ってこのページを訪れてくれたあなた。
どうも。このブログの運営者の@bigtreeです。
この記事では僕の現在の赤裸々な英会話力をお見せするとともに、現在のレベルになるまでに独学でどのようなトレーニングをしたのか、という点についてじっくりお伝えしています。(約16,000字)
まず初めに、この記事は「中学・高校と一応英語を勉強し、ある程度知識はあるけどなかなか英語が喋れるようにならない!」という人を想像しながら書いています。
なので「全く英語が分からない」という人には少しハードルが高いかもしれないことをあらかじめ伝えておきます。
※逆にある程度バックグラウンドがある人は僕の勉強方法を実践すれば必ず英会話力が飛び抜けます。
以下ではその理由とやり方を説明しています(謎の高額教材類は一切勧めません笑)
僕が普段英会話講師として活動していて本当によく聞かれる質問、それはズバリ、
という質問です。
僕は自分で言うのもなんですが、自分の英会話力にはある程度自信を持っております。
英語で言いたいことを伝えるのには苦労しませんし、ネイティブスピーカーと遜色なく会話も楽しめます。
こう言ってしまうと、たいていの人は「ふっ、自信満々かよ」と感じると思います。
でも、もともと特別な才能があったわけでもない僕でも独学でこれだけ英語を喋れるようになったことから考えると、理にかなった方法で勉強すればあなたも絶対に思い通りに英語を話すことができるようになるので、ここはあえて謙遜なしでお伝えしています。
ちなみにそういう僕の現在の英語力はこんな感じです笑
・・・ありのままの恥ずかしい姿をご覧いただきありがとうございます笑
それではこれから僕の英語の独学勉強方法についてたっぷりお話ししていきたいと思いますのでどうぞゆっくりしてってください!
簡単な自己紹介と英語歴
ここで僕自身の英語に関する経歴をごく簡単に紹介したいと思います。
さらっと流して読んでもらえれば幸いです。
埼玉の分娩台から満を持して誕生、幼少期は父親の仕事の都合で埼玉→東京→群馬→埼玉とワールドワイドな転勤を繰り返す笑
↓
小中高共に公立校へ。中学で初めて英語に出会い、英語が「好きな科目」になる
↓
中学・高校ではサッカーに打ち込みつつも英語の成績は「中の上」くらいをキープ
↓
大学3年生の21歳の時に交換留学で初めて念願のアメリカに渡る
↓
アメリカが好きになりすぎて、日本に戻ってから大学を卒業後に再度渡米することを決意
↓
ラーメン屋のバイトでお金を貯めつつ、きっちり大学を卒業後予定通り二度目のアメリカへ(ロサンゼルス)
↓
約1年半の極貧生活の後、資金が尽き日本に戻ってサラリーマンに転向
↓
英語学習を続けながら約3年半勤めた後、退職してフリーランス通訳、英語講師に転向
という感じです。ちなみに所有している英語関係の資格は、
- TOEIC 990点(満点)
- 英検一級
です。
僕は、両親、祖父母共に日本生まれ日本育ちの純日本人(顔は濃いと言われますが)で、初めて英語圏に行ったのも21歳の時と比較的遅めです。
もちろんインターナショナルスクールに通っていたわけではないし、学校の授業以外で特別な英語のレッスンを受けていたわけでもありません。
それでも僕がここまで英会話力を高める(謙遜なし笑)ことができたのは、自分に合った効率的な勉強方法を考え実践できていたから。
これに尽きると思います。
気になりますか?笑
気になるでしょう。
それではいよいよここから本題の僕の独学勉強方法を紹介していきたいと思います!
僕の独学英語勉強方法を紹介
それでは、実際に僕が学生時代(一部は現在も続けています)にやっていたおすすめ勉強方法を紹介したいと思います。
勉強方法というのは人によってある程度「向き・不向き」というのが出てしまうものですが、僕のやり方はほとんどの人に適した勉強方法だと思います。
というのも、別に僕は特別なことは一切していないからです。
まず、僕は英会話力を高めるのに役立つ英語のスキルは以下の5つだと考えました。
- 語彙力
- 文法
- リスニング
- リーディング
- スピーキング
この5つのスキルを効率的なトレーニングによって総合的に鍛えることができれば、日本人でも確実にネイティブスピーカーと渡り合える充分な英会話力をつけることができると初めから確信していました。
なので、この5つのそれぞれのスキルを高めることができる勉強方法を自分なりに考えて徹底的に実践しました。
それが以下で紹介する勉強方法となります。(ここからは上の5つのスキルについて、それぞれ僕が実践した勉強方法を公開しています)
「語彙力」の独学勉強方法
まず語彙力についてですが、これに関しては、
- 「単語帳」で勉強するのが一番手っ取り早くて良い
と思います。
ただ、ここに全精力を集中させる必要はなく、またそんなに難しい単語を覚える必要もなく、経験者として言えることは「中学卒業レベル」の英単語を確実にマスターすることです。
とここで1つ質問ですが、
ええ、ありがとうございます。
答えは、「約2000語程度」と言われています。
ちょっと考えてみて欲しいんですが、日本語でもそうですけど、日常会話ってそんなに難しい単語を使いませんよね?
(上の僕の動画でも超簡単な単語が9割以上だと思います笑)
それは英語においてももちろん同じで、ただ、
英語の場合はそのスピードに耳が慣れていないために、簡単な単語でも聞き逃してしまう。
ということがよく起こります。
上の僕の動画もスピードがそれなりに早いのでわからない部分もあったんじゃないでしょうか。(もちろん発音の問題もありますけど笑)
なので、まずは通勤時や休憩時間など、隙間時間を上手く活用して基本的な単語を覚えるところから始めてみましょう。
語彙力というのは、人の体で言えば筋肉のようなものです。
筋肉が無くてはもちろん立つことすらできませんが、逆に最初からボディビルダーを目指して必要以上に「単語ムキムキ」になる必要もありません。
日常会話を円滑に進める上で十分な語彙数、それが2000語くらい、というわけですね。
2000語と聞くと「えー、多くない?」と感じるかもしれませんが、よく考えると、
などやその他たくさんの誰でも知っている簡単な単語を合わせれば、あなたはすでにそれなりの数の単語を知っているはずです。
そこからプラスαや抜けている部分を単語帳で使って補っていけば、2000語というのは案外そんなに難しくないものです。
ちなみに、5歳児はだいたい1000語くらいの単語を理解しているとも言われています。
5歳児というと難しい会話は理解できないとしても、大人と対等に会話できるレベルにありますよね。
なので、5歳児レベルの単語を知っていれば、その他の英語のスキルも同等に備わっていれば英語でのコミュニケーションは出来てしまうことになります。
まずは1000語。その次は2000語。
という風に少しずつボキャブラリーを増やしていきましょう。
ちなみに、僕のおすすめの英単語帳は次のものです。
それかこれ。
とても有名ですが僕も昔このシリーズを実際に使用していました。
単語帳についてはコレでなきゃいけないというものはありません。
ただ、こちらは長年英語学習者に広く支持されているだけあって、内容はわかりやすくスッキリとまとまっているし、例文もちょうど良いレベルだと思います。
もしあなたが、「たぶん中学レベルの単語は大丈夫だからもう少し上のレベルに挑戦したい」ということなら、こちらを選択すれば間違いないと思います。
日常会話に最低限必要な2000語の倍の「4000語」ですから、これが頭に入っていれば「理論上は全く問題なく会話ができるレベル」ということになります。
ただ、もちろん単語を知っているだけでは英語は喋れるようにならないのはあなたもすでにご存じの通りです。
上でも言ったように、英会話に必要なのは「語彙力、文法、リスニング、リーディング、スピーキング」の5つのスキル全てがバランスよくついていることですからね。
それでも単語については、目安は2000語、余裕のある人は4000語程度を学習すればそれで充分です。
是非今日から少しずつ英語の筋トレを始めてみてください。
またちょっとした補足情報ですが、英語力の1つの指標となっているみなさんご存知の「英検」ですが、一般的に各級に合格するための目標語彙数は下記の通りと言われています。
- 5級:600語
- 4級:1,300語
- 3級:2,100語
- 準2級:3,600語
- 2級:5,000語
- 準1級:7,500~8,000語
- 1級:10,000~15,000語
これで見ると3級が約2,000語ですね。
一般に英検3級は中学卒業レベルと言われているので、やはり上で紹介した中学レベルの単語帳は効果的です。
実際にこのくらいのレベルの単語が身に着くと、スピードにさえ慣れてしまえば日常会話は難なくクリアできてしまいます。
なので、英語を勉強したいけどどこから始めていいかわからない、という人はまずは一番手っ取り早い単語帳から始めてみるといいでしょう。
「文法」の独学勉強法
続いては僕がやっていた文法の勉強法の紹介です。
文法に関しては僕は、
- 高校の英語の授業で使用していた参考書を徹底的に復習
しました。ハッキリ言って、「文法はこれだけで十分すぎる」と思います。
というのも、通訳として世界のあちこちに行かせてもらえるようになって思うのは、「文法なんてろくにできなくてもコミュニケーションは十分に取れてしまうのが事実」だからです。
もちろん英会話講師もしている者として文法の重要さを軽んじるつもりは一切ありませんが、非英語圏の発展途上国の人たちと会話をすると、必ずと言っていいほどみんな「正しい英語を話さない」のが事実です。
にもかかわらず、彼らはつたない英語でとてもアグレッシブにこちらに訴えかけてくるんです笑
そういう姿を見る度に、「英会話において文法以上に大切なもの」をヒシヒシと肌で感じずにはいられません。
そう、それは「積極性」ですね。
「日本人はテストの点は取れても実際に英語を喋れない」
というのはこれまでに何度も聞いたことがあると思いますが、僕個人的にはこれは少し違っていると思っていて、僕は声を大にしてコレを言いたいんですが、
「日本人は英語を喋る能力がないのではなく、英語を喋ることに慣れていないために、自分は英語を喋れないと思い込んでいる!」
・・だけなんですよ。
自転車だって乗らなけりゃ乗れるようになりません。英語も同じことです。
実際ほとんどの日本人の思考パターンは、
慣れない英語を喋ると絶対間違える
↓
人がいる前では英語を話したくない
↓
喋る能力はあるのにトライしない
となっていて、この「消極性」こそが日本を英語コンプレックス大国にしている要因なんです。
逆に、非英語圏の発展途上国に行くとそんな消極性は微塵も感じられません。
みんな互いの文法のミスなど一切気にする様子もなく、とにかく「自分の気持ちを伝えたい」一心で積極的にアプローチしてきます。
この姿勢は日本人が学ぶべきだと思いますし、僕自身いつも非常に良い刺激を受けています。
ということで、文法に関してはそこまで重要視する必要はなく、むしろ知っている単語を使って自分の言いたいことを上手く伝える努力をしてみることの方が大切で、それが飛躍的な英会話力のアップにつながります。
とはいえ、正しい文法を理解していることはこれから説明する「話すこと、聞くこと、そして読むこと」の効果を相乗的に増大させることも紛れもない事実です。
知っているに越したことはないので、家に高校の英語の授業で使った参考書が残っている人はそちらをもう一度開いて、隅から隅まで何度も繰り返し読み返しましょう。
もし「そんなもん残ってるわけねえだろ」という人は、僕も高校時代に学校の教材として買わされたこちらの参考書がおすすめです。
さすが多くの学校で推薦されている書籍だけあって、英語の文法に関する基本的なことはほぼ全てこの1冊に網羅されているのでその他の教材に手を出す必要はなく、この1冊さえきちんと頭に入っていればもう怖いものはありません。
またこの参考書は大学入試やTOEICの対策のためとしても非常に役に立ちます。
僕自身大学受験の英語の勉強は本当にこの1冊を徹底的にやり尽くした後で過去問を少しやっただけですし、TOEICも専用の参考書などは使わなくても満点を取ることができました。
結局いろんな参考書に手を出しても、そこで書かれている内容はある程度かぶっていることが多いので非効率的です。
それならば信頼できる1つの参考書を最初から最後まで確実にマスターする方が、費用・時間対効果の面からもおすすめです。
「リスニング」の独学勉強法
リスニングに関しては、僕は本当に全くお金をかけずに独学で効果的にスキルアップをしました。
そんな勉強方法は全く特別なものではなく、ズバリ、
- ポッドキャストを聴きながらシャドーイング
です。
ポッドキャストとは、最近かなり注目されてきているのでご存知な方もいると思いますが、「ネット上でダウンロードすることができるインターネットラジオ」のようなものです。
英語圏では以前から人気があり、本当に驚くほどいろんな種類の番組が存在します。
またシャドーイングというのは、聞こえてきた音を一瞬遅れて聞こえたままの音で実際に声に出して真似するトレーニングのことですね。
ちなみに僕が実際にストップウォッチで計った一瞬は「0.23秒」でした笑
僕は大学生の頃からこのポッドキャストで自分のお気に入りの英語の番組を見つけ、移動時間や休憩時間など暇さえあればしょっちゅう聴きながらブツブツ真似をしていました。
(ちなみにこれは現在でもずっとやっています笑)
自分の家や人のいないところでは、なるべく大きな声で、口を大きく動かしながらやると一層効果的です。
実際このシャドーイングの効果というのはものすごくて、音を真似するということは、
- しっかり内容を聴かなくてはいけないためリスニング力が鍛えられる
- 英語本来のテンポと音を実際に口を動かして練習するので発音が格段に良くなる
という非常に大きなメリットがあります。
中には音声だけでなく映像付きのポッドキャスト番組もありますが、映像があると何か他のことをしながらの「ながら聴き」ができないので、僕は音声のみの番組をひたすら聞き続けました。
そんなポッドキャストは、iPhoneユーザーであればデフォルトで「Podcasts」というApple純正の超便利なアプリが入っています。
アンドロイドユーザーの場合は「ポッドキャストプレーヤー」や「Googleポッドキャスト」などさまざまな無料アプリがあるのでそれをダウンロードし、そこから番組を探していきます。
1つアドバイスをするとすれば、ポッドキャストの番組を探す時には、絶対に「自分の好きなもの」についての番組を見つけることをおすすめします。
というのも、音声のみでネイティブの話す英語を聞き取ることは、初めのうちはかなり大変なことだからです。
おそらく最初は集中して聴いてもなかなか内容が入ってこないため、少しでも背景知識がある自分の興味のあることについてのポッドキャストが続けやすいです。
逆に例えば、「英語でニュースを聞けば時事問題にも精通できるし一石二鳥じゃん!」と思ってCNNやBBC、NHKなどが配信している堅苦しい英語ニュースの番組を聞き始めたとしても、内容が難しく、頑張って聞き取ろうとしているうちにきっと疲れてしまいます。
僕が実際にそうでした。
なのでまず初めは、
- 料理好きなら料理のポッドキャスト
- スポーツ好きならスポーツのポッドキャスト
- 海外のお笑い好きならお笑いのポッドキャスト
という具合に自分の好きなジャンルの番組から始めてみると良いでしょう。
本当に超マニアックなものも含めて膨大な数の番組があるので、必ずお気に入りのポッドキャストが見つかるはずです!
また、もう1つ大切なことは上でも書いた通り「聞き取ろうとして集中して聴く」ということです。
よく「聞き流すだけで英語が頭に入ってくる!」というような謳い文句で紹介されている聞き流し用の教材がありますが、僕は初めからああいうものはほとんど効果がないと思っていました。
というのも、話されている内容に意識が向いていなかったら、それはカフェやレストランで流れているBGMと一緒だからです。
あなたがもしポッドキャストを聞きながら大好きな雑誌を見ていたとしたら、あなたの意識はお洒落な服や美味しそうな食べ物に集中していて、そんな状態でいくら英語を聞いたとしても頭には入りません。
なので、大切なのは英会話を集中して聴き「どんな内容が話されているか、どんな単語や表現が使われているか」を理解しようと努力しつつ、聞こえた音をそのままコピーすることです。
これは初めのうちはかなり疲れます。
そういう意味でも自分の好きなジャンルのポッドキャストを見つけることはおすすめです。
またどんな人でも最初はなかなか聞き取れないものです。
それでも根気強く続けているうちに、ある日「あっ!今何て言ったのかわかった!」という瞬間が必ず訪れます。
これは僕自身や僕の生徒さんの経験から言えることです。
そういう「自分の成長を感じ取れる瞬間」というのはとても嬉しいもので、リスニングのトレーニングを続けていると定期的にこの「レベルアップ」を感じる瞬間というものが訪れます。
そしてある程度のレベルにまで到達すれば、もうそこまで意識することなく英語がすんなりと頭に入ってくるようになるでしょう。
またそこからさらにレベルアップすれば英語で夢を見る夜もきっと出てくるでしょう。
なので、あなたもそこを目指してまずは無料で聴ける自分のお気に入りのポッドキャストを探すところから始めてみてください。
「リーディング」の独学勉強法
リーディングに関してはシンプルで、
- 「多くの英文を読むこと」コレだけ
ですが、コレだけだとあまりにもアレなので、以下で、
- 英会話力を鍛えるうえで英文を読むことの恩恵
- 効率的なリーディングの方法
- 僕が英語初級~中級の人におすすめしたい本
というのを紹介したいと思います。
リーディングは、多くの人が見落としている非常に重要なスキルの1つです。
英文を読むことの恩恵は、
- 語彙力が鍛えられる
- 新しい表現を覚えられる
- 文法や用語の適切な使い方が自然と身に付く
- 日本語にはなっていない知識を吸収できる
などたくさんあり、英文を読めるようになると、そこから英語力が驚くほど飛躍的かつ総合的に引き上げられます。
また英文を読むことのもう一つのメリットは、上で紹介したポッドキャストを聴くことや映画などを観ながら英語を勉強することとは対照的に、「自分のペースで学ぶことができる」ということです。
音声や映像などの場合は一時停止を押さない限りどんどん先に進むため、頑張ってついていく必要がありますね。
一方で英語の本を読むことは、誰にも邪魔されることなく、わからなければ理解できるまで何度も読み返すことができるので理解の成熟度が非常に高く、そのようにして覚えた文法や表現というのは身につきやすくなります。
まずはごく簡単な英文で構いません。
初めは子供向けの英語の本でも良いかもしれません。
それでも普段英文を読むことに慣れていなければ、読むのにものすごい時間と体力を使うでしょう。
また、しょっちゅう知らない単語が出てくると思いますが、これはいちいち辞書で調べる必要はありません。
単語については上で紹介した単語帳をきっちり勉強できていれば十分です。
出てくる一つ一つの単語を理解しようとするのではなく、文全体でどのようなことが書かれているのかというのを想像しながら読み進めていきましょう。
というのも、例えば会話で分からない言葉があったとしても、いちいち「◯◯って何?」と確認している時間はありませんよね?
なので個々の単語の意味にはあまりこだわらず、全体のニュアンスを掴む努力をすることが大切です。
こうすることで、英語のスピードやパターンに次第に慣れていき、分かる範囲も増え、また例えいくつか分からない単語があったとしても内容についていくことができるようになっていきます。
読書によって頭にインプットされた文法や単語は上でも書いたように理解の成熟度が高く、もし会話でその表現が出てきた時にはそれが「すっ」と頭の中に入ってくるようになります。
そしてまた、本を読んで覚えた表現や文法のルールを会話で聞き取れたり使えたりした瞬間というのも、これまたとても嬉しいものです。
さらに、本の厚さや難易度は抜きにして、自分の力で英語の本を1冊読み終えた時の達成感というのも大きな自信に変わります。
多くの人にとって英文を読むことは普段馴染みのない事ですが、そこから得られる知識と体験は本当に素晴らしく、英会話力を鍛える上でもとても重要なトレーニングになるので、是非チャレンジしてみてください。
洋書初心者におすすめの本
ちなみに、英語学習者におすすめの比較的簡単で内容も素晴らしい英語の本は次のようなものがあるので、これまで英語の本を読んだことがないという人はまずはこれらの本から始めてみるのも良いかもしれません。
「本当に英語が全然わからない!」という人はもっと易しい子供向けの書籍から始めてみるのが良いかと思いますが、あえて少しチャレンジングなレベルの本を読み、そこで全体の内容を把握するトレーニングを積むこともとても重要です。
以下の本は僕が実際に読んで、使われている表現や内容が英語初心者~中級者向けだと思った本たちです。
1.The Old Man and The Sea
アメリカの文豪ヘミングウェイの代表的な作品(邦題は「老人と海」)で、漁師の老人と巨大なカジキマグロの戦いを描いた、短くて非常に読みやすい1冊です。
アメリカのほとんどの学校で指定図書になっているため、アメリカ人はほとんどの人が読んだことがあると思います。
2.Charlotte’s Web
こちらもアメリカの学校では必ず指定図書になっている初心者向けの1冊(邦題:「シャーロットのおくりもの」)です。
内容は少し子供向けですが表現やボリュームは最初の洋書としては最適かもしれません。
3.The Catcher In The Rye
こちらも世界的に非常に有名な作品で、日本語訳版(「ライ麦畑でつかまえて」)を読んだことがある人も多いと思います。
原書は口語調で書かれているので読みやすいですが、少し長いので読書に少し慣れた人には是非挑戦してもらいたい1冊です。
4.To Kill A Mockingbird
ハーパー・リーというアメリカ人の作家による、アメリカ南部での白人と黒人間の人種差別と偏見をテーマにした物語です。
語り手は子供の設定なので難しい言葉はそこまで使われていないので、このようなジャンルの本に興味がある人にはおすすめの1冊です。
5.Kafka On The Shore
この村上春樹の代表作「海辺のカフカ」を聞いたことがない人はいないでしょう。約30か国語に翻訳されているほど海外でも非常に人気があり、ボリュームはかなりありますが読みやすい1冊です。
読み切った時の達成感は上記の本よりもひと際大きいものになるでしょう。是非一度は読んでみて欲しいと思います。
読書にはKindleがおすすめ
また、僕は普段英語の本を読むのに「Kindle」を利用しています。
ご存知の方も多いと思いますが、「Kindle」とはAmazon社が提供している電子書籍/サービスですね。
Kindleは、一般的な小説ほどの大きさで軽く、カバンに入れて持ち運ぶのに最適です。
また次のような特長もあるので読書が好きな人やこれから英語の本に挑戦しようと考えている人には本当におすすめです。
- 画面は光が反射しにくくて長時間読んでも疲れない
- まるでホンモノの紙のような画面
- 充電が超長持ち(数週間)
- 活字本なら数千冊、マンガでも数百冊の本が入る
ちなみに僕がおすすめする機種は以下のものです。
“Kindle Paperwhite”(ペーパーホワイト)という数あるKindleシリーズの中でも一番人気なやつですね。
最新モデルでは防水機能も付いて定番としての地位をさらに強固にしています。
他にもより画面が大きい上位版の機種とかもあるんですが、正直高いのでお金に余裕がある人向けの選択肢なのかなと思います。
僕自身この「Kindle Paperwhite」を使っていて、とても満足しています。
片手サイズのデバイスからいつでもどこでも読みたい本が呼び出せて、しかも一回充電すれば電池は数週間もってくれるので、本当に一度使い始めてしまうと二度と手放せなくなるくらいおすすめです。
まだ持っていない人はこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
ちなみにKindleの英語学習へのおすすめ活用方法についてはこちらの記事で触れてますのでよかったらどうぞ。
関連記事
【もう手放せない!】英語の勉強に欠かせないKindleの魅力を徹底解説
「スピーキング」の独学勉強法
最後は、僕がスラスラ喋れるようになるためにしたスピーキングのトレーニング方法を紹介したいと思います。
日本人は、上で説明した英語のスキルの中で「話す能力」が一番欠けている場合がほとんどなので、このスピーキングの勉強法はこれまで紹介した勉強法のなかでも一番重要です。
そんなスピーキングのトレーニングですが、英語をスラスラ喋れるようになるための極意それは、
- とにかく「英語をしゃべる」
これしかないんです。
これは英語を話せるようになった人が必ず言うありきたりな助言で、残念ながら僕も同じことしか言えません。なぜなら、それが紛れもない事実だからです。
あなたが長い年月をかけて日本語を学んだように、英語の習得にもショートカットはありません。
しかし、それでもその地道な勉強を、
ということについては、僕自身の経験に基づいて自信を持ってアドバイスすることができます。
この「なるべくお金をかけずに効率的に楽しく継続」という部分についてはみんな同意してくれると思います。誰だって絶対、
- 結果の出ないものに高いお金を払いたくない
- 最小限の努力で最大限の結果を得たい
- 楽しくなければ結局苦痛になり続かない
- 自分の成長が肌で感じられる勉強法が良い
と思いますよね?
なので、僕自身がこれらを考慮したうえでいろいろと試行錯誤して最終的に選んだスピーキングの勉強方法がズバリ、「オンライン英会話」です。
ええ、わかっています。別に珍しいアイデアではありません。
でも、現在ではたくさんの人が実際にオンライン英会話を利用しているだけあって、この勉強方法は本当にコスパが良くて効率的なんです。
オンライン英会話のメリットは、
- 自宅や出先など場所を選ばずできるので忙しい人でも隙間時間でできる
- 1回のレッスンが短い(約25分)ために毎日コツコツ続けるには最適
- 自分の予定に合わせてレッスンを組めるので、相手の都合に左右されない
- 無駄な会話は最小限に、自分の課題にあったトレーニングに集中できる
- ネイティブスピーカーをはじめプロの教師が的確に助言をしてくれる
- 英会話教室やイベントに比べ費用、移動時間、効果の面で断然効率的
- 最近は日本人による無料カウンセリングもあるので初心者でも安心
とちょっと考えただけでもこんなにたくさんあります。
しかも、これだけいいところがあるにもかかわらず、
オンライン英会話の利用者数は今や50万人とも70万人ともそれ以上とも言われていますが、一度試した人の多くがその魅力に気づき使い続けることでその数も年々増え続けています。
調べてみると、最近では僕が始めたころに比べ本当にたくさんのオンライン英会話スクールが台頭してきていて、どれを選んだら良いか悩んでしまうかもしれませんが、経験者の僕から言わせてもらえば、間違いなく「大手のオンライン英会話を選ぶべき」です。その理由は、
- システム、カリキュラム、教材がしっかりしている
- 講師のバリエーションが多く、教える技術も高い
- 予約の取りやすさ、キャンセル方法などがわかりやすい
- 経営が安定しているため料金プランも比較的良心的
だからです。
僕は上記のメリットを考慮し、まずはさまざまなオンライン英会話スクールを体験受講し、現在では次のオンライン英会話を中心にレッスンを続けています。以下で簡単に特長を紹介しますね。
(ほとんどのオンライン英会話で複数回の「無料体験」ができ、そこである程度雰囲気を感じ取ることができるのでオンライン英会話を始めるなら体験受講はマストです。ちなみに3分もあれば登録~体験受講まで進めます)
DMM英会話
テレビCMもバンバンやってるので、もはやお馴染みとなりつつあるサービスですが、実際業界最大手の1つとして安定した質の高いサービスを提供しています。
使い勝手、カリキュラム、講師のバリエーション・質ともに文句なしで迷ったら真っ先におすすめできるオンライン英会話の1つです。
僕自身もともと「紳士向け動画コンテンツ」で日頃からお世話になっていた妙な安心感から試してみたところ、そのサービスに満足して現在では1番メインで使っているサービスです(僕は現在スペイン語も教えてもらってたりします笑)
- 約100カ国からさまざまな講師を雇っているのでいろんなタイプの英語を体験できる
- 在籍講師が多いのでどんな時間帯でも比較的予約しやすい
- 日本人講師もいるので初心者でも安心
- 人気講師は結構すぐに予約が埋まってしまう
上でも書きましたが、無料会員登録から体験受講予約まで3分あれば完了します。
英語学習は「積極性」と「行動力」が命です。思い立ったらとりあえず行動してみましょう。
オンライン英会話は初心者こそやるべき最適な学習法
これらの大手オンライン英会話サービスは数あるスクールの中でも特に多くの人が使用しているため、その分コンテンツの質やカスタマーサポートが充実しています。
特に大手のオンライン英会話の良いところは日本人が対応してくれるカスタマーサポートの充実具合が高いところで、初めてのオンライン英会話に対する不安や疑問にもオペレーターの人が丁寧に対応してくれるので、初心者には特に安心だと思います。
どのオンライン会話も「月額制で毎日レッスン(約25分)を行うプラン」がありますが、英会話の上達には毎日の積み重ねがとても大切なため、英会話力を高めたい人には間違いなくこのプランがおすすめです。
(逆に最初からそれ以上の高額なレッスンを受ける必要はないかなと思います)
英会話初心者で、「いきなり外国人と話しなんてできないよ」という人も、だからといって諦めず、まずはカウンセリングで自分の状況を説明し、適格なアドバイスをもらうとやる気が出ますよ。
またDMM英会話のように日本人の講師を揃えているサービスもあるので、まずはそちらで「ウォームアップ」をしてみるのも良いかもしれませんね。
上でも説明した通り、日本人は「英語が出来ない」と思い込みがちです。
そこから人前で英語を話すことに対して必要以上にプレッシャーを感じてしまう傾向にあります。でも、
きっとあなたがわかるように英語をゆっくり話し、あなたが頑張って話す英語を一生懸命聞いて、少しでも早く上達するアドバイスをくれるでしょう。
あなたが実際にオンライン英会話で毎日コツコツと英語を話すことを続けていれば、次第に口の筋肉が英語の口の動かし方に慣れ、スラスラと言葉が出るようになり、また発音も上手になってくるでしょう。
そこに上記で説明したスピーキング以外の、
- 語彙力
- 文法
- リスニング
- リーディング
で培った能力も合わされば、オンライン英会話でインプット/アウトプットできることのレベルも相乗的に高まり、飛躍的に英会話力が向上していくという仕組みです。
また、オンライン英会話で、プロの講師に自分の英語の悩みや課題を打ち明け、そこを重点的に鍛えてもらうこともとても効果的かつ上手な活用方法です。
そうやって、プロの手を借りて自分の弱い部分を伸ばしていけば、あなたが思ったことをペラペラと表現できるようになる日はそう遠くないと思います。
日本にいると、英語を話す環境というのは自分で作り出さなければなりません。
そのためには「外国人のいる場所に自ら出向いて英語を練習する」という方法が今までは一般的でした。(少なくとも僕にとっては)
しかし、このオンライン英会話サービスの台頭で、現在英語を話すことへのハードルはどんどん下がってきていると僕自身は感じています。
この絶対的な課題を、オンライン英会話は経済的、効率的、かつ効果的に解決してくれる素晴らしく画期的なサービスです。
あなたも是非オンライン英会話を利用してその素晴らしさを体験してみてください。
その際には、繰り返しますが上記の僕のレビューを参考に、まずは無料ですぐに始められる体験レッスンを気軽な気持ちで受けてみることをおすすめします。
そうすることで実際の講師の質やレッスンの雰囲気を肌で感じることができるので、自分の目標とのミスマッチを防ぐことができますからね。
英会話独学勉強法まとめ
というわけで、僕自身がこれまで実際にやってきて絶大な効果を感じた勉強法を紹介してきました。もう一度おさらいすると、
- 語彙力→単語帳1冊(キクタンシリーズがおすすめ)
- 文法→高校で使った参考書1冊(Next Stageがおすすめ)
- リスニング→ポッドキャストの好きな番組でシャドーイング
- リーディング→洋書を読む(Kindleがおすすめ)
- スピーキング→オンライン英会話(DMM英会話がおすすめ)で毎日アウトプット
とその内容は各項目1本集中型で無駄がなくとてもスッキリしていることがわかると思います。
これが僕がおすすめする効率的な勉強方法です。
そして最も大切なのはこれらのどれか1つに思いきり注力するのではなく、バランスよく全てを少しずつ毎日継続させるということです。
僕個人と僕の生徒さんの経験をふまえ、上で紹介した全ての勉強法を隙間時間を使いながら毎日ちょっとずつでもインプット/アウトプットできれば、半年もすれば慣れてきて少しずつ言いたいことを表現できるようになるはずです。
そしてそこからはきっとそれまで以上に英会話が楽しくなってくるでしょうし、勉強を続けることも苦ではなくなってくるはずです。
「えー、半年も毎日続けられないよ・・・」と思ったあなた。
- 毎日の通勤・通学時間でリスニングや単語、読書をして
- 自宅で30分程度集中して参考書をやった後
- オンライン英会話で毎日25分実際に喋る練習をする
たったこれだけであなたの人生の可能性が大きく広がるとしたら、それは十分にやる価値のあることだと思いませんか?
よく英語の勉強は長距離走に例えられますが、本当に全くその通りで、ゴールを設定してそこに向けて地道な努力を重ねていくと、途中で長い上り坂があったり、平坦な道が続いたり、障害物を越えると一気に視界が開けたりと、成長する過程でさまざまな壁や新しい気づきに出会うことがあります。
なので、短期間で結果が出ないからといって途中で投げ出すのではなく、英語学習を日本語の習得と同じように長い目で考え、上で紹介した勉強法を使って自分の成長を実感しながら楽しく続けてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、きっと気づいた時にはあなたは一生もののスキルを手にしているはずですよ。
是非一緒に頑張りましょう。
・・・はい、ということで長かったですが最後までお読みいただきありがとうございました。
こんな偉そうなことを言っていますが、僕自身英語はまだまだ勉強中です。
これからも皆さんと切磋琢磨しながらより高みを目指して頑張っていき、その過程でこちらのブログのコンテンツも増やしていきたいと思っていますので応援よろしくお願いします。
また、ブログだけでなくYoutubeチャンネル(bigtreeEnglish)でも発音のコツや勉強方法などを配信してるので是非そちらもチェックしてみてくださいね。
ということで、今日はこの辺で。それではまた!