こんにちは!
上のような会話、街を歩いているとあちこちで耳にしますね。
「ガチ」とか「やばい」とか、教科書では習うことのないスラングを使った日本のストリート日常会話です。
こういう絶妙なカジュアルトークを英語でもやってみたいと思いませんか?
特にこういった「物事の程度を表す表現」というのは、選ぶ言葉のチョイスや言い方などによって伝わり方に大きな違いが出てくるものです。例えばもし、
- 蛇口を捻ったら血が出てきた。
- 味噌汁に指が入っていた。
みたいなシチュエーションがあったとしたら、そのやばさは“It was very scary”だけではイマイチ伝わりませんよね。その時の焦りとか恐怖を表すにはもっと「日常ではありえないようなやばさ」を表現できる言葉を使う必要があります。
ということで、今日は良くも悪くも、「ガチで最強にやばい」とスラングでかっこよく言いたい時に使えるおすすめのフレーズを紹介したいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
おすすめ英語表現はコレ
朝目が覚めたら腕と足をテープでぐるぐる巻きに縛られて猿ぐつわを噛まされた状態で裸でトラの檻の中にいる周りを会社の人が取り囲んで動画を撮られてた夢・・・
“that’s some straight up hardcore gangsta sh*t!”
(でぁっすさむすとぅれぃだっぷほぁーこぉぎゃんぐすたぁしっ!)
徹底解説
なかなか長いフレーズですね笑
ですが、実際は1つの長い言い回しというよりは使いまわしの効く個々の表現の集合体といった感じなので、1つひとつのキーワードを覚えてしまえば他の場面で簡単に応用が効く表現です。
それでは分解しながら徹底的に解説していきましょう。
“That’s some”
“That’s”「それは」はいいですね。
“some”は「いくつかの」という意味で捉えがちですが、褒める意味で「大した」とか「なかなかの」や「素晴らしい」という意味があることは見落とされがちです。今回はそちらの意味で使われていて、日常英会話では実はコレが意外とよく使われているので覚えておくと役に立ちますよ。
“some”は形容詞で「大した」、「なかなかの」や「素晴らしい」という意味で使われることも多い。
例:”That was some story”(それはなかなかの話だな)
“straight up”
“straight up”は「真っ直ぐ上」が直訳ですが、スラングで「本当に」またはもっとカジュアルに「まじで」という意味で使われることが多いです。曲がることなく真っ直ぐに、というイメージから何となく想像できますよね。
また”straight up”は「まじで」や「間違いない」という意味のあいづちとしても使われることがあります。
例:A: “Are you serious?”(それまじか?)
B: “Straight up”(まじだよ)
“hardcore”
“hardcore”はそのまま「ハードコア」ですね。僕の中ではこれが「ガチ」というイメージを補っている感じです。
“gangsta sh*t”
そして最後の“gangsta sh*t”ですが、これは直訳すると「ギャングスタの糞」ですが、ストリートの猛者たちの間では「超イカツイもの」くらいの感覚で使われています。
ところでみなさんギャングスタって知っていますか?簡単に言うとこんな感じの人たちのことですね。
一言で言うと「めちゃくちゃ強そう」です。ということから「最強」という意味でチョイスしました笑
ちなみに “sh*t” は「糞」ですが、スラングでは単に「~なもの」のように代名詞的な役割で使われることも多いので知っておくとどこかで役に立つかもしれません。
例:This sh*t is so delicious!(コレまじで美味いわ!)
まとめてみよう
ということで、これらみんなをまとめてみると、「それは」+「なかなかの」+「まじで」+「ガチの」+「最強」ということで、
“that’s some straight up hardcore gangsta sh*t!”
(でぁっすさむすとぅれぃだっぷほぁーこぉぎゃんぐすたぁしっ!)
「それガチで最強にやばいじゃん!」
という感じのフレーズが完成です。
どうですか?我ながらニュアンス的にはかなり近いところにアプローチしていると思います笑
ええ、必ずしも恐ろしい状況でのみ使われるわけではなく、単純に「すごくいい!」という時にも同じフレーズを使って表現することもできます。次はそちらの意味での使用例を見てみましょう。
こういう場面でも使えます
うん。
こんな文脈でもわりといけますね笑
その通りです。
実際に僕はギャングスタたちがストリートでこのフレーズを「良いこと」、「悪いこと」の両方の意味で使っているのを聞いたことがあります。
ということで、今日はアメリカのストリートで実際にギャングスタたちが使っていて文脈によって様々な解釈ができる「ガチで最強にやばい」フレーズの紹介でした。
もしあなたが「とにかくガチで最強にやばすぎるシチュエーション」に遭遇したら是非この一言を使ってみてくださいね。
それではまた。