Youtubeもこっから見てってくれよな!

アメリカストリート発!英語の別れ際のおしゃれな挨拶フレーズ13選

こんにちは!通訳/ストリート英会話講師のbigtree(@bigtree1000)です。

(15年の努力の結晶。「誰にも知られず密かにペラペラになれる独学勉強法」はこちら)

【動画で晒す】通訳の僕の英語力と5つの独学勉強法

日本人の別れ際の挨拶ってものすごく淡白だと思いませんか?

A:「じゃ」

 

B:「おう、またね」

という感じであっさり別れるのが一般的だと思いますが、ここにもの寂しさを感じているのは僕だけでしょうか。

実はアメリカのストリートではだいぶ事情が違っていて、とてもおしゃれでユニークな別れ際の一言をよく耳にします。

そしてそういう一風変わった一言ほど実は「別れ際の最後の一瞬で相手に印象を残す」ことに貢献しています。

あなたはこれがどれだけ重要かわかりますか?

相手に自分の印象を残す重要性ですか

考えてみてください。

せっかく友達やステキな異性、または重要な取引相手と過ごした貴重な時間も、上のようなありきたりな言葉の交換で終わらせてしまっては、その思い出は結局「数多の出会いと別れ」の中に埋もれてしまいます。

でも、別れる直前の最後の一瞬で相手の頭の中に「えっ?」という強い印象を残すことができれば、相手はきっとその日の思い出を「あなた」というキャラクターと共に「その他一般」とは別カテゴリーで記憶してくれることでしょう。

なるほど・・・

そしてそれは毎日繰り返される出会いと別れの中であなたの存在を際立たせ、きっとあなたにとってプラスに働きます。

ということで、今日は別れ際につい言ってみたくなってしまうような、アメリカのストリートで使われているおしゃれでかっこいい別れの挨拶を13個厳選してお届けしたいと思います。

それでは早速見てみましょう。

おしゃれな英語の別れ際の挨拶フレーズ

“Keep it real”

文字通り「それをリアルに保て」と訳すとものすごく違和感がありますね笑

実はこの”real”という言葉は、アメリカのストリートでは”fake”と対照的に使われることが多く、

  • “real”=約束を守る人、ストリートのルールを守る人=「リスペクトできる人」
  • “fake”=口先だけの人、自分を偽っている人=「軽蔑すべきダサい人」

という認識が一般的に浸透しています。 なので、「リアルを保てよ」ということは裏を返せば「ダセぇことすんなよ」と同じ意味であり、こうするともう少しセリフっぽくなりますね。

また、このフレーズを使う時は発音に注意が必要で、その見た目からついカタカナで「キープイットリアル」と言ってしまいそうになるんですが、それだと全然かっこよくないので、ここはバシッと「ぃぴっぅぉぅ」という風に「」と「」に少し力を込めてサラッとかっこよくキメましょう。

ココ重要

発音は決して「キープイットリアル」ではないのでかっこよく言いたければ注意しましょう。

“Keep it one hundred”

“keep it”の部分は上と一緒ですね。

“one hundred”はそのまま「100」という意味ですが、なぜ100なんだろう、と思いませんか?実はコレ「100%」の100なんですよ。

100%=「完全」というイメージで、「常に完全な状態でいろよ」とか、もう少しストリート風なニュアンスで言うと「常に100%リアルでいろよ」と、まあほとんど上の”keep it real”と同じ意味になりますね笑

豆知識

実際のストリートの会話では”One hundred”だけで使われることもよくあります。

これも発音には要注意で、「100」の発音はカタカナ英語では「ワンハンドレッド」ですが、ストリートでは「ねっ」という感じで「」と「」にストレスを置いて短く言い切ります。

ねっ・・・ねっ・・・なんか違和感あるなぁ笑

ココ重要

発音要注意。「キープイットワンハンドレッド」では0%リアルです笑

“Stay up”

文字通りの意味は「上にとどまれよ」ですが、セリフとしては「自分を高く保てよ」という感じですね。

これだと少し堅苦しいのでもうちょっとわかりやすく解釈すると、ニュアンス的には「他の誰かが足を引っ張ってきたとしても、何かネガティブなことがあったとしても、お前自身は希望を失わずに意識を高く持ち続けろよ」という非常にポジティブなメッセージになります。

豆知識

実はこのフレーズの起源はヒップホップの要素の1つであるグラフィティアート(壁にスプレーでかっこいい文字や絵を描くやつ)の文化にあって、「お前のアートが消されずにずっととどまってる(stay up)といいな」という意味で使われたのが始まりなんです。

そんな意外な歴史が!かっこいいですね

f:id:bigtree1000:20180427195713j:plain

“Stay cool”

“stay”の部分は上と一緒で、”cool”はもちろん「冷たい」ではなくて「かっこいい/イケてる」という意味の方ですね。

この「クール」という言葉は、今となってはもはや日本語になってしまっていますが、一応元々はスラング表現なんです。

なのでフレーズ全体の意味としては「クールでいろよ」=「ダセぇことすんなよ」と同じことであり、これもまぁだいたい”Keep it real””Keep it one hundred”と似た感じのニュアンスになりますね笑

微妙に形が違って同じような意味のフレーズ多いですね笑

(ちなみにこちらで「かっこいい」や「ダサい」についてのかっこいいスラングについてまとめているので、よかったらチェックしてみてください)

関連記事

hot carネイティブが使う英語の「かっこいい/イケてる」を表す言葉26選destroyed car【スラング】英語で「ダサい」と言い放ちたい時に使える言葉12選 

そしてこちらも発音はカタカナ英語の「ステイ」と「クール」の影響から「ステイクール」としがちですが、かっこよく言うには「すぅーぅ」と“L”の発音には気をつけましょう。

(なぜこのような発音になるのかはこちらで詳しく解説しているので英語の正しい発音に興味がある人はチェックしてみてください)

関連記事

LとRだけじゃない!音声学に学ぶ日本人が注意すべき”L”の2つの発音 

“Peace out”

次はストリート流のかっこいい「じゃあな」の言い方です。

“peace”は「平和」、“out”は「外へ」なので、「平和にその場から外に行く」=「事を荒立てずに去る」というニュアンスになります。

MEMO

1960年代くらいから使われ始めたそうですが、現在でもよく耳にするフレーズです。シンプルに“Peace”だけでも使われます。

“One love”

これはレゲエソングの歌詞に度々出てくる表現で、直訳すると「1つの愛」ですが、その言葉の裏には、

  • 「少しの愛情で世界は良くなる」や
  • 「人種や国籍、社会的な地位を越えた愛」

などのメッセージが込められています。

日常会話の別れ際や電話での会話の終わりに“One love”というのはもはやお決まりの表現で、言った方も言われた方も温かく幸せな気持ちに包まれます笑

MEMO

シンプルに“One”とだけ言う場合もあります。

関連記事

【クレオール、パトワ】マニアック過ぎるジャマイカ英語の特徴まとめ 

“Holla at you later”

“holla”“holler”「大声で叫ぶ」のスラングで、「電話をかける」や「声をかける/ナンパする」などいろいろな意味があります。

“Holla at you later”では「また連絡するよ」という意味になります。

MEMO

逆に“Holla at me!”「連絡してね!」という場合もあります。

“Stay strong”

「強くいろよ」というそのままの意味ですが、その裏には「社会の不条理なルール、偏見、困難な状況に負けるなよ」というポジティブなメッセージが込められています。

ひと昔前には奴隷制度を始めとした厳しい差別に対して「自分を見失わず決して屈するなよ」というニュアンスで使われていましたが、現在ではスマホの普及などによりSNSで蔓延する理不尽な「ヘイト」に対して使えそうなフレーズです。

“I’mma Bounce”

“I’mma”“I’m going to”を表すスラングで、“bounce”は「弾む」ですが、スラングでは「帰る/立ち去る」という意味になります。

シンプルに“Bounce”「帰るわ」や“Let’s bounce”「帰ろうよ」という風にも使えます。

MEMO

「飛んで来たボールが壁に当たって跳ね返る」イメージで、「今いる場所から去る」と考えるとわかりやすいですね。

“Bizounce”

上の“Bounce”の進化形でよりストリート感が出る上級者向けのスラングのフレーズです。「びうんす」と読みます。

“I’m ghost”

“ghost”=「お化け」ですね。

お化けは消えて見えなくなるので、“I’m ghost”で「いなくなるわ」=「帰るわ」というシャレの効いたユニークなフレーズです。

“So long”

昔からある「さようなら」のお決まりのフレーズで、“It will be only so long before we meet again”「次にお会いするまでそう長くはないでしょう」=「またお会いしましょう」から来ていると言われています。

豆知識

このフレーズの起源には諸説あり、一説には昔アメリカに移ってきた移民の話す言語のうち、アイルランド語の「さようなら」を意味する“slán”や、ヘブライ語の「こんにちは/さようなら」の“shalom”、またアラビア語の挨拶“salaam”などがごっちゃになり“so long”というフレーズが生まれたとも言われています。

そんな深い背景があったんですね

“Sayonara”

そして最後がこちらです。

サヨナラ・・・思いっきり日本語じゃないすか笑

実は私たちの「さようなら」はアメリカのストリートでも使われているんです。意外でしょう?

ただ、英語スラングの”Sayonara”は日本語の「さようなら」より「別れ」の重みが強い時に使われることが多いようです。

なるほど、そう言われてみれば以前観た映画でマフィアがマシンガンを撃つ時に”Sayonara bitches!!”と叫びながら撃ってました

こんなところで日本語が使われているのにはちょっと驚きですよね。

外国人が知ってる日本語って「コンニチワ」と「アリガト」だけだと思ってた

実は海外では意外なところで意外な日本語が使われていて、調べてみると結構面白いんですよ。

そういった海外でそのまま使われている意外で面白い日本語についてはこちらでまとめているのでよかったらチェックしてみてください。

関連記事

sushi意外!海外で英語として普通に使われている面白い日本語20選 

おしゃれな英語の挨拶まとめ

はい、ということでアメリカのストリートで使われている別れ際のおしゃれなフレーズ13個を一気に見てきましたがいかがでしたか?

どれもかなり個性的で面白かったですね

日本人の感覚だとどうしても大げさに感じてしまってちょっと恥ずかしいかもしれませんが、冒頭で言ったように、「相手に自分を覚えてもらうこと」はとても重要です。

特にアメリカのストリートでは、みんなこんな感じのかっこいいオリジナルフレーズを考えてバンバン自分をアピールしてきます笑

それをかっこいいと思うかどうかは人それぞれ好みがあると思いますが、僕は他人の真似をするのではなく自分自身のアイデンティティをユニークな形で表現しようとする姿勢は「粋だなぁ」と思います。

文化の違いって本当に面白いですね。

たしかにみんな同じようなことをやっている現代では「オリジナル」であることは素敵だと思います

ということで、今日からあなたもこれらのフレーズをもとに自分のオリジナルフレーズを考えてみてはいかがでしょうか。

「受験勉強から社会勉強まで」生きた英語はBigtreeEnglishで

当サイトでは、受験勉強や本気の英会話学習に役立つ知識はもちろんのこと、アメリカのストリートから発信される実用的な表現や誰も知らない超マニアックなスラングなど、かなりの守備範囲の英語コンテンツをカバーしています笑

以下でそれぞれのテーマの記事一覧をチェックできるので良かったら覗いてみてください。

また、以下の記事では日本で生まれ育った僕が15年間の英語学習を経てたどり着いた「最強の独学勉強法」「正しい発音の身につけ方」まじめに紹介しています。(どちらもかなり読みごたえあります)

本気で英語力を伸ばしたいと思っている人には必ず役に立つ内容になっているので是非チェックしてみてくださいね。

CHECK!!

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!