◯◯株式会社
◯◯様
(改行)
こんにちは!
会社のメールってどうしてこんなにうんざりするほど堅苦しいんですかね?
上のような仰々しいフォーマットから始まり、
- 「~していただけますと幸甚です」とか
- 「~のほど何卒よろしくお願い申し上げます」とか
- 「~ねがいあげもうしたてまつりそうろう」とか
本来2、3行で済むところをいちいち「改行」を使って妙に形式ばって書くからそれだけで無駄に時間を使ってしまい非常に非効率的と思っている人はきっと多いはずです。
たまに上司とかで「よろしく」とか「了解」とか、こちらが本文を見落とすくらいの簡潔な文で返してくる時はあるけど、ペーペーの自分はその技を使えるワケではないし。
おそらくビジネスの世界でここまで仰々しく形式ばった応対をしなくてはいけないのは日本だけなんじゃないかと思います。
この全くもってイケてない状況を変えるには、やはりあの人にお願いするしかないか・・・。
ということで、今日は「キングオブイケてる」こと、ヒップホップ界のカリスマ、Snoop Dogg(スヌープドッグ)が日本の会社員だったらビジネスメールにこう答える、というのをやってみたいと思います笑
それでは早速見てみましょう。
おすすめ英会話表現はコレ
“aight, done dezzle my nezzle. I’ll be right bezzle”
(あーい、だんでぞまねぞ、あびぅらぃべぞぅ)
Snoop Dogg
徹底解説
今日はアメリカの学校でも絶対に習わない、スヌープドッグオリジナルのストリートスラングについて、”aight”と”done dezzle my nezzle”、そして”I’ll be right bezzle”の3つのパートに分け、それぞれを詳しく解説していきましょう。
“aight”について
まず、初めの”aight”ですが試しに辞書で調べてみてください。きっと出てこないと思います。
実はこれは”alright”を略したスラングなんですね。なので意味は”alright”と同じく「オーライ/わかった」という感じです。
“alright”自体も実は”all right”を略したものになります。なので”aight”は「略してあるものをさらに略しているスラング」ということになります笑
“done dezzle my nezzle”について
次に、”done dezzle my nezzle”についてですが、“done dezzle”と“my nezzle”に分けて見てみましょう。
“done dezzle”
これは”done deal“「取引完了」というフレーズをスヌープドッグがアレンジしたもので、意味はもっとカジュアルに「了解」という感じにしておきましょう。
“my nezzle”
“nezzle”というのは実は黒人同士が互いに呼び合う時に使う「Nワード」をこれまたスヌープさんがもじったものです。
「Nワード」は黒人以外が使うと差別用語として認識されるので絶対に使わない方がいいですね。
ただ、これでは黒人以外の人はこのフレーズを使うことができなくなってしまうので、スヌープドッグ本人はこの”nezzle”という言葉は「”nephew”「甥っ子」のことを言っているんだ」と説明しています。
アメリカに限らず英語圏では仲の良い友達のことを「ブラザー」と呼んだりするのは聞いたことがあると思います。それと同じで、”nephew”「甥っ子」も血縁関係に関わらず親しい人に対して使われるストリートスラングで、スヌープドッグ自身この”nephew”はいろんなところで実際に使っています。
なので、”my nezzle”で親しみを込めて「ブラザーよ」という感じになります。
“I’ll be right bezzle”について
そして最後に、”I’ll be right bezzle”ですが、これもスヌープドッグオリジナルで、“I’ll be right back”「すぐに戻ります」のことを言っています笑
“I’ll be back”だと「戻ってきます」ですが、”right”を付けると「すぐに」という意味が加わりますね。ですが実際にはこの文脈に合わせて「またな」くらいにしておきましょう笑
まとめてみよう
ということで、ここまで見てきた、
- 「了解」
- 「ブラザーよ」
- 「またな」
の3つ全部を繋げてみると、スヌープドッグ風の、
“aight, done dezzle my nezzle. I’ll be right bezzle”
(あーい、だんでぞまねぞ、あびぅらぃべぞぅ)
「了解いたしました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
という感じに仕上がります笑
さすがスヌープドッグ先輩、大企業の部長相手にユルすぎます笑
英語は遊び心が大切
はい、ということで今回は「スヌープドッグが日本の会社員だったら」というしょうもない内容で、実際にこれをビジネスの中で使えるかというと大いに疑問が残りますが、1つ確実に言えることは「英語は習うのも使うのも自分が楽しむことが一番重要」ということです。
「こういう時はこう言わなきゃいけない」とか、「この単語はこういう意味だから使えない」とかそんな風にどんどん自らを締め付けるのではなく、スヌープドッグのようにオリジナリティや遊び心を持って、時には間違えていてもいいから自分なりの言い回しを使って自分が感じたままのことを表現できたほうが絶対に楽しいし英語がもっと好きになると思うんです。
またそれは英語だけにとどまらず、例えばあなたが会社員なら仕事の中で、あくまでもルールの範囲内で自分の個性を出して飛び抜けていったほうが周りから目につきやすいし、やり方さえ間違えなければチャンスを掴むきっかけにだってなると思うんです。
逆に必要以上に社会の枠にガチガチに縛られすぎていては窮屈ですし、変なしきたりのせいでいざという時に力を最大限発揮できなければそれは単なる重りに他ならないですからね。
ということで、あなたも明日からはスヌープドッグのように肩の力を抜いて、人生楽しくいきましょう。
お・・おう無理しないでね笑
それではまた。