こんにちは!通訳/ストリート英会話講師のbigtree(@bigtree1000)です。
(15年の努力の結晶。「誰にも知られず密かにペラペラになれる独学勉強法」はこちら)
あなたはウータン・クラン(Wu-Tang Clan)という集団を知っていますか?
ウータン・クランはラップ好きならば知らない人はいない、1990年代に一大ムーブメントを引き起こした、New YorkはStaten Island出身のHip Hop界のレジェンド的グループですが、何がすごいって、デビューアルバムのリリースから25年以上経つ今なおHip Hop界の最前線に居座り続け、それぞれのメンバーの様々なジャンルにわたるソロ活動はもちろんのこと、グループとしてもいまだにアルバムをリリースし続けているという、まさに伝説の軍団です。
日本にも度々ツアーをしにきていますし、Wu-Wearを代表とするさまざまなファッションブランドにも彼らのトレードマークである黄色い「W」マークが使われていたりするので、ラップに興味がなくても、それを見れば「ああ、コレか!」ってなる人も多いと思います。
コレ
そんなウータン・クランですが、彼らの大きな特徴の1つに「ものすごい下品なスラングを使いまくる」というのがあります。
スラングとは主に日常会話などの口語表現で用いられる非常に砕けた言い回し、いわゆる「俗語」のことですよね。
本当に、彼らの曲の歌詞やインタビューにおけるスラングの割合はものすごくて、その内容は究極に下品かつ砕けすぎていてネイティブスピーカーでも理解するのが困難だと言われるほどです笑
ということで、今日はウータン・クランのスラングをお手本にして、「英語の下品な悪口」というのを考えてみたいと思います。
ちなみに今日使う教科書は、彼らのデビューアルバム“Enter the Wu-Tang (36 Chambers)”の9曲目に収録されている“Method Man”という曲の冒頭部分で、そこにはMethod ManとRaekwonの2人によるスキット(会話や語りなどのこと)が挿入されています。
その内容は、「2人が考える恐ろしい拷問(“torture”)を交互に発表していく」というものなんですが、それがあまりにも最低に下品なので、英語の悪口を学ぶには最適なんですね笑
きっとこれを見ればウータン・クランがどんなにやばい奴らなのかがわかっていただけると思います。
そして後半ではウータン・クランにならって僕なりに考えたスラングの悪口というのも紹介するので是非チェックしてみてください笑
ということでそれでは早速見ていきましょう。
ウータン・クラン流下品な英語の悪口
以下はウータン・クランの1st アルバム”Enter the Wu-Tang (36 Chambers)”の9曲目”Method Man”という曲の冒頭部分の歌詞です(↓で実際に聴けます)。
I’ll f*ckin’ – I’ll f*ckin’ tie you to a f*ckin’ bedpost with your ass cheeks spread out and sh*t, right? Put a hanger on a f*ckin’ stove and let that sh*t sit there for like a half hour, take it off and stick it in your ass slow like “Tsssssss”
(まずベッドの柱にケツを開く感じでお前を縛りつけるだろ?んでハンガーをストーブの上に乗っけて30分くらい放置する、そんでそれを取ってお前のケツの穴にゆっくり「ツーーーー」ってぶっ刺してやるぜ)
Yeah, I’ll f*ckin’ – yeah, I’ll f*ckin’ lay your nuts on a f*ckin’ dresser, just your nuts layin’ on a f*ckin’ dresser, and bang them sh*ts with a spiked f*ckin’ bat (Ooooohhhh) Whassup? BLAOWW!!
(イェー、おれはお前のキンタ〇をタンスの上に乗っけて、とりあえずお前のキンタ〇をタンスに乗っけて、そんでそれを針の付いたバットでぶちのめすぜ「よう、バァーーン!!」みたいな感じで)
I’ll f*ckin’ – I’ll f*ckin’ pull your f*ckin’ tougue out your f*ckin’ mouth and stab the sh*t with a rusty screwdriver, BLAOWW!!
(おれはお前の舌を引っこ抜いて、錆び付いたドライバーにぶっ刺してやるぜ「バァーーン!!」)
I’ll f*ckin’ – I’ll f*ckin’ – I’ll f*ckin’ hang you by your f*ckin’ dick off a f*ckin’ twelve sto-story building out this motherf*cker
(おれは、おれは、お前のチ〇コを縛って12階建のビルからお前を吊り下げてやるぜ)
I’ll f*ckin’ – I’ll f*ckin’ sew your asshole closed, and keep feedin’ you and feedin’ you, and feedin’ you, and feedin’you…
(おれはお前のケツの穴を縫い上げて、そんで食わせ続け、また食わせ続け、また食わせ続け、また食わせ続けてやるぜ・・・)
(Wu-Tang clan, “Method Man” 1993)
下品な英語の悪口はユーモアが大切
下品すぎるぜウータン・クラン笑
ほぼ全体がスラングなうえに、黒人英語独特の言い回しや発音ばかりなので聞き取りづらいかもしれませんが、一つひとつの単語は実はそんなに難しくないので、訳と照らし合わせて見ていけば内容は意外と理解しやすいはずです。
(黒人英語の特徴はこちらで徹底的にまとめているので興味があればチェックしてみてください)
関連記事
【完全版】超マニアックな黒人英語の発音や文法の特徴を超まとめ
実際に曲を聞いてみたい人はこちらからどうぞ。上のスキットは冒頭部分ですが、曲自体もかっこいいです。
しかし、こんなに下品で残虐なことを大笑いしながら録音し、実際にアルバムに使ってしまう。
決して大衆に媚びることなくリアルで生々しい内容を恐れることなく発信し続けたからこそウータン・クランはデビューから25年以上経った今でも世界中で愛され続けているんですね。最高です笑
ということで、実際に僕もウータン・クランにならって英語の下品な悪口を考えてみました。
僕が考えるウータン流下品な英語の悪口
以下がMethod ManとRaekwonのスキットを参考にして考えた僕なりのウータン流英語の悪口です笑
良かったら参考にしてみてください。
オリジナル下品な英語の悪口その1
I’ll f*ckin’ – I’ll f*ckin’ scrape your balls with a rough and hard sand paper, and dunk them sh*t in the f*ckin’ boiling Tiger Balm, BLAOWW!!
(おれはお前のキンタ〇を固くて目の粗い紙やすりでこすって、沸騰したタイガーバームの中にぶち込んでやるぜ「バァーーン!!」)
オリジナル下品な英語の悪口その2
I’ll f*ckin’ – I’ll f*ckin’ sneak up on you from behind and knock your head out with a big-ass Chinese wok, right? Rip your shirt off and pour some starched boiling Happou-sai on your chest slow, like “Jeeeeeewwww”
(おれはお前の背後から忍び寄って、でっけえ中華鍋でお前の頭をぶん殴るだろ?んで、シャツを引き裂いてその上から片栗粉でトロみのついたアッツアツの八宝菜を「ジューーー」って注いでやるぜ)
下品な英語の悪口まとめ
いかがでしたか?完全にオリジナルですが、我ながらなかなか下品な出来です笑
自分でもここまで残虐な拷問ができあがるとは思っていなかったのでちょっと引いています笑
こういった下品な英語の悪口が日常生活でどれくらい役立つかというのは知りませんが、とりあえずスラングの世界は本当に奥が深いです。
このサイトではウータン・クランにならってこれからもどんどんマニアックで刺激的な英語の情報を配信していこうと思っているので応援よろしくお願いします笑
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ラップ名曲パンチラインの意味に学ぶ英語vol.17「Wu-Tang Clan編」
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はい、ということで上で見てきたように、当サイトでは受験勉強や本気の英会話学習に役立つ知識はそこそこに、アメリカのストリートから発信される実用的な表現や誰も知らない超マニアックなスラングなど、かなりの守備範囲の英語コンテンツをカバーしています笑
以下でそれぞれのテーマの記事一覧をチェックできるので良かったら覗いてみてください。
また、以下の記事では日本で生まれ育った僕が15年間の英語学習を経てたどり着いた「最強の独学勉強法」と「正しい発音の身につけ方」をまじめに紹介しています。(どちらもかなり読みごたえあります)
本気で英語力を伸ばしたいと思っている人には必ず役に立つ内容になっているので是非チェックしてみてくださいね。
CHECK!!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!BLAOWW!!